アジリティ(俊敏性)と体幹部の安定性

アジリティ(俊敏性)とは 

動作間に要する時間を縮小する能力。必要な(力をすばやく生み出し)、ある方向を向いて動いている(身体を止め、)(慣性に打ちかって、)  方向を変え、次の動きに移行する。 ウェイトトレーニングで筋力を向上することで、すばやくなり、止めることができ、慣性に 打ち勝つことができるようになると考えられるが、それだけでは足りない。 

体幹部の安定性 

力は股関節、肩関節など大きな関節から生み出され、中心から末端へと伝わっていきます。生み出された力が、背骨を介して別の部位にスムーズに伝わることで効果的に力を伝えられるようになる。 逆に背中がまっすぐ安定していないと、途中で曲がりが生まれ、中心で生まれた力が 背骨に吸収されてしまい、力の伝達がうまくいかなくなります。 こうならないようにするためのトレーニングが体幹トレーニングと呼ばれているものと思う。 芸能人対プロアスリートの対決番組など見ると良くわかる。胴体がぶれるか、ぶれないか。注目してみよう。


姿勢 

背骨がカギを握っている。 背骨はS字を描いている。その状態が最も強く、無理なストレスがかからないと言われている。ウェイトトレーニングや練習中に自らコントロールする意識をもつ。 そうすることですべての動作が体幹トレーニングになる。  

呼吸 

はあ~っとため息をつくと体幹部もゆるんでしまう。 ウェイトトレーニングでの動作中、アメフトのプレイ中にこれが起こって しまうと致命的。怪我の原因にもなる。 息を大きくはいて、すばやく吸って、止めて、腹圧を高めよう。 


姿勢の矯正エクササイズ 

矯正する方法がある。1日に気づいたときで良く、2週間ほどでかなり変化がある。 やってみよう。  

1)みぞおちの少し上、胸骨の両手をあてる。 

2)背中の方に手を引き、そのままななめ方向に引く。 

3)腹に力をいれる。


ニュートラル自然な姿勢を維持する 

ぶ厚い腹筋を身につけたとしても腰痛に悩む選手がいる。 深腹筋の意識を身につけ、背骨の自然なカーブを維持しよう。 「へそで地面を押す」 写真の図は完成型 まずは背中にサポートをいれ、あしだけ 上半身だけ。と段階を踏んで練習する。 

 

軸の強さ! 

スポーツにおける動作により、慣性の法則から身体重心部分に負荷がかかる。 その影響を受けて、姿勢が崩れたり、バランスが崩れるとスピード、リアクションが遅くなる。 バッティング、スローイングの威力が弱くなると考えている。

 強い姿勢で強い力で地面に力を伝達することこそ速く走るポイント。と大阪体育大学の バイオメカニクス教授は語っている。 


身体に加わる負荷の方向

ひっぱり、前後方向、圧縮、ひねり、せん断


重心部分に負荷とは、背骨、仙腸関節、股関節部分に負荷がかかる。 たとえば圧縮はスクワットで重りをかついだ状態。 バッティング時に球をとらえたとき。 ひねり、左右非対称の動き(ランニング等)がおこれば常に負荷がかかっている。 この6つの方向から身体にかかる負荷に対抗する筋力を養う必要がある。  


エクササイズ例: 

 プランク:前方向、ひっぱり

 サイドプランク:ひねり、せん断

 プランクショルダータッチ:ひねり、せん断、ひっぱり 

ファイアハイドラント    :ひねり せん断 

グッドモーニング      :圧縮、ひっぱり Lsit              :ひっぱり 

パロフプレス      :ひねり 

まずは自体重でコントロールできるようになると良い。 

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